iPhoneの標準アプリ「ショートカット」を利用して、複数のクレジットカードを一括で管理していきましょう。
そもそも、
できる事と良いところは、
できない事と悪いところは、
Contents
ショートカットを利用した複数クレジットカード一括管理とは
はじめに、こんなことができるよというのを紹介。
iPhone標準アプリのショートカットで作った、自作の「クレジットカード」をタップする。
登録しているクレジットカード一覧がメニューに表示されます。
そこで確認したいクレジットカードを選びます。
ここでは、spgアメックスを選択。
spgアメックスの利用履歴を確認するためのアメックスアプリが起動します。
カード決済額やポイントなどの確認が終わったら、左上の「◀︎ショートカット 」の文字をタップすると、メニューに戻る。
さらにメニューから、ANA VISAゴールドや楽天カードを選択すると、それぞれのクレジットカードアプリが表示できます。
三井住友VISA(VPASS)のアプリが立ち上がります。
こんな感じで、複数クレジットカードの一括管理の出来上がり。
ショートカットを利用した複数クレジットカード一括管理の作り方
準備
まずは管理したいクレジットカードアプリを選定しておきましょう。
iPhoneの「設定」にいって、下のほうにスライドしていくとアプリ情報があるので見ておくとよいですね。(見なくてもできちゃうけど・・・orz)
次に、いよいよ「ショートカット」アプリの準備。
「ショートカット」アプリは、iPhone の iOS 13から標準アプリで、一連の動作を自動化できます。
見つからない場合には、App Storeで検索してみましょう。

では、さっそく。ショートカットをタップしましょう。

すべてのショートカットという画面がでます。
自分で作るのは「マイショートカット」になります。
「ギャラリー」を選ぶとおすすめのショートカットを教えてくれますよ。ただ、いまいち使い道が・・・?なものが多いです。
右上の「+」をタップして、さっそく作っていきましょう。

全体の流れ
以下、大きく6つの動作(アクション)を使うことにより、複数クレジットカードの一元管理が可能になります。
- 「リスト」を利用して複数のクレジットカード名を入力
- 「各項目を繰り返す」を使って、繰り返し確認できるようにする
- 「リストから選択」を使って、1つの対象を選べるようにする
- 「if分(もし〜だったら)」を利用して、選択した対象毎の処理ができるようにする
- 「アプリを開く」を利用して、対象のアプリが起動できるようにする
- 「戻るまで待機」を利用して、確認が終わる待つ
一番のポイントは、この自作した「ショートカット」アプリを終了することなく、繰り返し確認できるようにするために「各項目を繰り返す」を利用するところ。
あと、「各項目を繰り返す」を利用する場合には、「リスト」を使うのがよいです。
実際に自作アプリを作ってみよう
上記準備のところで「+」を押したところでストップしていると思います。
「アクションを追加」をタップして、上記6つの動作を選択していきましょう。

「リスト」を利用して複数のクレジットカード名を入力
「スクリプティン(グ)」をタップすると、動作一覧が表示されます。
今回の6つの動作はいずれもこの「スクリプティン(グ)」に入っています。

画面をスクロールダウンして、「リスト」を見つけてタップ。

選択するとデフォルトでは、2つの項目が入力できるようになっています。
1件、2件という文字の上をタップして、自分で管理したいクレジットカードの名前を入れてみてください。
3つ以上ある場合には、「+」をタップして新規項目を追加してください。

これで1つめの動作の入力が完了です。
「各項目を繰り返す」を使って、繰り返し確認できるようにする
2つめの動作を入れるため、「+」をタップ。

スクリプティングの中でスクロールをして「各項目を繰り返す」をタップ。

リストの各項目を繰り返すと出てくれば、2つめの動作の入力は完了。
「リストから選択」を使って、1つの対象を選べるようにする
3つめの動作をいれるため、「+」をタップ。

スクリプティングの中でスクロールをして「リストから選択」をタップ。

「リストから選択(繰り返しの結果から選択)」を長押しすると移動できるようになり、
「リストの各項目を繰り返す」と「繰り返しの終了」の間に移動してください。
タップではなく、長押しするのが重要です。

移動が終わると「繰り返し項目から選択」となります。
移動することで名前が自動的に変わっているところ注意くださいね。
繰り返し項目という青文字をタップして、これを変更します。

「消去」をタップ。

消去すると、うすく「リスト」となります。
もういちど、同じ場所(ここではリスト)をタップ。

「マジック変数を選択」をタップ。

「リスト」をタップ。

これで3つめの動作が終了。
「if分(もし〜だったら)」を利用して、選択した対象毎の処理ができるようにする
つづいて4つめの動作を入れるため、「+」をタップ。

「if文」をタップして、もし〜ならばを作ります。

「もし繰り返しの結果が条件ならば」を長押しをして、「リストから選択」と「繰り返しの終了」の間に移動してください。
箱が3つありますが、一番上のやつにくっついて動いてくれるのでご安心を。
何度もしつこいかもしれませんが、長押しすると箱を移動することができます。

もしの条件をつくっていきましょう。
「選択した項目」をタップ。

「消去」をタップ。

うすーく「入力」となっているところをタップ。

「マジック変数を選択」をタップ。

スクロールして「選択した項目」をタップ。

つぎに「条件(うすく表示)」をタップ。

「次と等しい」をタップ。
これで、「もし選択した項目が、次と等しい場合」まで出来上がり。

「テキスト(うすく表示)」をタップして、テキスト入力を行います。

ここで入力するテキストは、先ほどリストを作った時に1件目に登録した名前と同じ名前を入れてください。
手前で「もし選択した項目が、次と等しい場合」となっているため、1件目とこのテキストは完全一致する必要があるので注意。
自分の場合は、「spgアメックス」と入力。

これで4つめの動作設定が完了。
自分のやつは、「もし選択した項目がspgアメックスと等しい場合」となりました。
「アプリを開く」を利用して、対象のアプリが起動できるようにする
5つめの動作を入れるために、「+」をタップ。

スクリプティング内をスクロールアップをして一番上にある、「Appを開く」をタップ。

「選択(うすく表示)」をタップ。

使用するクレジットカードアプリをスクロールしてタップ。
自分の場合、「Amex JP」アプリを選択。

自分の場合、「Amex JPを開く」を長押しして、「もし選択した項目がspgアメックスと等しい場合」と「その他の場合」の間に移動してください。

これで5つめの動作入力は終了になるのですが、4つめの「if文」と5つめの「Appを開く」は、この自作アプリに登録したいクレジットカードの数だけ繰り返す必要があります。
自分の場合は、3つのクレジットカードを一括管理したいため、あと2回(全部で3回)繰り返す必要があります。
「+」をタップして、if文を追加していきましょう。

「if文」をタップ。

if文の箱を長押しして、「if文の終了」と「繰り返しの終了」の間に移動。
3つの箱は一番上の箱にくっついて動きますのでご心配なく。

「”if文”の結果」をタップ。

「消去」をタップ。

「入力(うすく表示)」をタップ。

「マジック変数を選択」をタップ。

スクロールアップをして、「選択した項目」をタップ。

「条件(うすく表示)」をタップ。

「次と等しい」をタップ。

「テキスト(うすく表示)」をタップして、2つめのクレジットカード名を入力しましょう。
前述しましたが、リストに記載した2件目と完全一致させてください。
自分の場合は、「ANA VISAゴールド」と入力。スペース(空白)のあり・なしとか、きおつけましょう。

5つめの動作を入れるために「+」をタップ。

スクリプティング内の一番上にある「Appを開く」をタップ。

「選択を開く」を長押しし、「もし選択した項目が次と等しい ANA VISAゴールド(自分の場合)」と「その他の場合」の間に移動。

「選択(うすく表示)」をタップ。

2つめのクレジットカードアプリを選択しましょう。
自分の場合は、「三井住友カード」アプリ。

これで2件目のクレジットカードアプリの登録は終了。
ひきつづいて3件目の登録を始めます。
これまでと同じように「+」をタップ。

「if文」をタップして3件目を入れていきましょう。

「if文」を長押しして、「if文の終了」と「繰り返しの終了」の間へ移動。

「”if文”の結果」をタップ。

「消去」をタップ。

「入力(うすく表示)」をタップ。

「マジック変数を選択」をタップ。

スクロールアップして、「選択した項目」をタップ。

「条件(うすく表示)」をタップ。

「次と等しい」をタップ。

「テキスト(うすく表示)」をタップして、3件目のクレジットカード名を入力。
自分の場合は、楽天プレミアムと入力。

「+」をタップ。

スクリプティング内の一番上にある「Appを開く」をタップ。

「選択(うすく表示)」をタップ。

3件目のクレジットカードアプリを選択しましょう。
自分の場合は、楽天カードになります。

「楽天カードを開く」を長押しをして、「もし選択した項目が次と等しい 楽天プレミアム」と「その他の場合」の間に移動してください。

「戻るまで待機」を利用して、確認が終わる待つ
クレジットカードの入力が終わったところで最後に6つめの動作を入れます。
「+」をタップ。

「戻るまで待機」をタップ。

「戻るまで待機」を長押しをして、「if文の終了」と「繰り返しの終了」の間に移動。

以上で、スクリーンショットの設定は完了になります。
名前をつけましょう。
「次へ」をタップ。

好きな名前で登録しましょう。

名前の入力が完了したら、次はアプリの色やアイコンのマークを選びます。

カラーの中から好きな色を選びましょう。

自分の場合、グリーンを選んでみました。
次に「グリフ」をタップして、アイコンのマークを選びましょう。

好きなマークを選びましょう。

自分の場合、¥マークを選択してみました。
選ぶのが終わったら「完了」をタップ。

もう一度、「完了」をタップ。
これで自作アプリが完成。

完成した自作アプリを試してみる
自作したアプリを起動して動作確認をしてみましょう。
アプリの赤エリアあたりをタップしてください。
自分の場合、「クレジットカード管理」という名前をつけてました。

リストが表示されたら、1つを選択してみましょう。
自分の場合は、「楽天プレミアム」をタップ。

正しく「楽天カード」アプリが立ち上がりました。
確認が完了したら、「◀︎ショートカット」をタップして、ショートカットアプリに戻りましょう。

続いて異なるクレジットカードを選択してみましょう。
自分の場合は、spgアメックス。

正しく「アメックスカード」アプリが立ち上がりました。
確認が完了したら、「◀︎ショートカット」をタップして、ショートカットアプリに戻りましょう。

登録したクレジットカードのアプリが全て正しく起動するかどうか確認してください。
注意点を書いておきます。
自作アプリをホーム画面に登録する
ショートカットに作った自作アプリの右はじの「…」をタップ。

「…」をタップ。

「ホーム画面に追加」をタップ。

ホーム画面への登録はこれで完了。
では、ホーム画面を確認していきましょう。
また正しく動作をするか確認するために、自作アプリをタップ。

リストが出て、それぞれのクレジットカードアプリが起動するかを確認してください。

以上で、完全完了となります。
これでだいぶ楽になりますよ😄。