2019年6月13日、楽天銀行より「ハッピープログラムの対象、取引件数のカウント条件および、ポイントの獲得条件変更に関するお知らせ」のお知らせがでました。
楽天ポイントを自動化している人には超悲報のニュースになります。
この悲報ニュースは、トータル24万ポイントがたまらなくなるニュースになります。めちゃくちゃ残念なニュースです。改悪ニュースとの戦いですね。
一方、この話は貯蓄を増やす話ですので、ほったらかしですが、きっちり増やしていきましょう。私は辞める理由も全くないので継続しようと思っています。
貯金、貯蓄、マイル、ポイントで検索したのに、「つみたてNISA」と最初に聞いて面倒そうだなと思った方、ちょっとお待ちください!
もし、以下のようなことを思っていらっしゃるのでしたら、もう少し読み進めて頂けないでしょうか。
- 貯金はしたいけど最初の一歩が踏み込めない
- 貯蓄していますかと言われてうざいなと思うけど少し気になる
- 楽天スーパーポイントが欲しい
- 楽天のSPUポイントをアップしたい
- JALマイル好き
- ANAマイル好き
- 面倒くさがり
- 勝手にポイントやマイルをためる仕組みを作りたい
- 自動化のために少しだけ努力してもいいと思う
現在、ポイントやマイルをためるにはかなりよい時期(世の中)です。ポイントやマイルの供給会社より多くのユーザーを取り込もうと様々な手法で還元してくれていますので、うまくその仕組みを利用しましょう。
今回の記事の対象としては、
めんどくさがりだけど世の中の仕組みをうまく使ってお得に生活したい方
にお伝えしたい内容になっています。
紹介する内容を実践することで以下が実現できます。
- 貯蓄ができる
- 楽天スーパーポイントが自動でたまる
- 楽天でSPUが常に+1倍
- 楽天の会員ステータスは毎月ダイヤモンド
- ポイント交換でANAマイルおよびJALマイルがたまる
- およそ20年間は何もせずこのままほっておける
この実現できることに興味を持っていただけるのであれば、ぜひもう少し読み続けてください。
Contents
人はなぜ貯蓄をするのか?
少しだけかたい話をさせてください。なるべく簡潔に説明します。
参考:消費者庁公式ページより
こちらは消費者庁から出ている消費者白書のなかの「消費者を取り巻く社会経済情勢と消費者意識・行動」になります。「今後お金を掛けたい/今後もお金を掛けたいもの」を参考としてのせています。
20代・30代・40代において一番力をいれていきたいのが「貯金」です。また、「旅行」についてもベスト5に入ってきています。貯金をしながら余暇も楽しみたいと考えている方が多いようです。
一方、30代・40代・50代では「老後の準備」に向けた意識がどんどん高くなっていきます。
参考:消費者庁公式ページより
もう1つ消費者庁の消費者白書から参考にした情報は、「世帯主年齢別世帯平均貯蓄・負債額と平均世帯年収、持家率」になります。30代から増えていくものとして、「生命保険」や「有価証券」、「金融機関外(貯蓄他)」があります。これが「老後の準備」の正体と考えられます。
「生命保険」は何かあった時に自分や大切な家族にお金を残すということがとっても重要です。一方、しっかりとした「生命保険」に入ったら、そのあとは「有価証券」、「金融機関外(貯蓄他)」にお金をシフトしていきます。
多くの人が、貯金をしながら住宅ローンを払い、余力がでてきたところで旅行などを楽しんだり、子供の教育に力を入れたり、さらには生命保険やその他の老後の準備に備えるということをしています。
比較的若い年齢層から「貯金」を少しずつ増やしながら、「老後の準備」という将来的な不安に向けた他の新たな金融資産の準備をするという流れをつくることが必要になり、それを実現するのが貯蓄になります。
初心者がはじめる貯金以外の貯蓄で一番おすすめなのは「つみたてNISA」
貯蓄とは「所得の一部分を蓄えること」で、(1)普通預金、(2)定期預金、(3)掛け捨てを除く生命保険、(4)株式や国債などのすべての金融資産を運用したり蓄えたりすることの総称です。
普通預金も貯蓄の1つです。ただ、銀行の利子があまりにも低いため金融資産が増えるということがほとんどありません。貯金以外の新たな貯蓄をするのであれば、もっと増える可能性があるものがいいでしょう。
ただ初心者が貯金以外の金融資産を運用したり蓄えたりするのに一番の障壁となるのが、元本保証ではないということです。一気に減る可能性があるというリスクをなかなか受け入れることができません。
そこでリスクを最小限にすることができるのが「つみたてNISA」になります。
NISAはイギリスで広く普及した Individual Savings Account(ISA:個人貯蓄口座)を参考とした日本(Nippon)版であることから、「NISA」(ニーサ)と名付けられました。
一方、つみたてNISAは個人投資家の裾野を若い世代にも広げようと金融庁が導入した制度で、2018年1月からスタートした投資信託を購入し積み立てる制度になります。
特徴としては、
- 最低100円からのつみたてが可能
- 毎日つみたてが可能
- 20年間の長期運用が可能
- 投資で得た利益は非課税
- 投資信託の分散投資が可能
となります。
つみたてNISAには年間投資上限額が決まっており年間最大40万円となっています。上限額40万円が20年間の長期運用が可能ですので、20年合計で最大800万円のつみたてをすることができ、得た利益はすべて非課税です。通常、株式に対する課税が20%になりますので、20%の税金を20年間支払わなくて済むというのは、つみたてNISAの最大のメリットにもなっています。また、つみたてNISAは確定申告も必要ありませんので容易に始められます。
参考資料:金融庁より
毎年40万円で20年間つみたてをつづける場合の非課税期間について説明します。一番最初につみたてたものは20年後に非課税期間がきれます。それ以降は課税対象となります。一方、20年目の最後の日(12月末日)につみたてしたものはそこから20年間が非課税期間となりますので心配する必要はありません。
つみたてNISAをはじめるなら元本割れリスクの低い楽天証券がおすすめ
楽天証券のつみたてNISAは以下の特徴があります。
- 毎日、最低100円からつみたてが可能
- 複数箇所への分散投資が可能
- 口座開設や各種取引で楽天スーパーポイントがたまる
- つみたてNISAは平日の運用(土日祝日はありません)
毎日つみたてができるので、運用対象が上がったり下がったり変化してもその金額に合わせてつみたてできるというメリットがあります。さらに複数箇所に分散投資できますのでリスクをかなり軽減することが可能です。
また、口座開設時や毎日の取引で、楽天スーパーポイントがほっとくだけで日々日々増えていきます。具体的にどのぐらいポイントが増えるかというと、このあと説明する方法で以下のように増えていきます。
- 最大積み立て金額の年間40万円を月で考えると毎月33000円(合計396000円/年)のつみたてができます。
- 月あたり33000円のつみたてを毎日で考えると平日運用のため、毎月22日前後の運用となり1日あたり1500円/日です。
- 楽天証券は100円からつみたてが可能ですので、15種類のつみたて/日(1500円分)が可能です。
- 毎日15種類をつみたてすることで自動でステータスが最高位(スーパーVIP:後述)となり、1種類あたり3ポイント獲得することが可能です。
- 毎日45ポイント獲得できます。
- 毎月最大990ポイント獲得(平日の運用日が毎月異なるため最大990ポイント)できます。
- 年間最大11810ポイント獲得できます。
- 20年間で最大236200ポイント獲得できます。
楽天証券のつみたてNISAを利用して毎日100円(1500円/1日計)つみたてをすると、ほったらかしにしておくだけで最終的に最大24万ポイント獲得できるので実質24万円分がプラスとなっています。リスクを最小限にしながらこれだけプラスできるのは大変お得だと思います。
リスクについてですが、投資信託先を15種類に分散投資できていること、それぞれの投資信託先はさらにインデックス型といって日経平均株価やTOPIXなどと同じ値動き(平均的な動き)をするように設計された投資信託になっているので他のものよりは、だいぶリスクを軽減できると思います。
楽天証券を選んだら楽天銀行と楽天ポイントクラブの連携で楽天スーパーポイント・ANAマイルがたまる
楽天証券と楽天銀行・楽天ポイントクラブ(楽天PointClub)を連携させることでたくさんメリットがあります。
- 楽天銀行のお客さま優遇プログラムであるハッピープログラム利用で楽天スーパーポイントや上級会員レベル(スーパーVIP)が付与されます。
- 楽天銀行ATM手数料が最大7回/月、振込み手数料が最大3回/月まで無料になります。
- 楽天スーパーポイントの獲得倍率が3倍になります。
- 楽天銀行の普通預金に0.1%の優遇金利が付与されます。
たまった楽天スーパーポイントは50%の交換率でANAマイルに交換が可能です。1年間でおよそ6000ANAマイルをためることが可能です。
さらにSBI銀行を経由することでJALマイルがたまる
楽天証券と楽天銀行・楽天ポイントクラブ(楽天PointClub)を連携させて楽天スーパーポイントとANAマイルがたまるなら、JALマイルもためたくなると思いませんか?そこで住信SBIネット銀行(以降:SBI銀行)を利用することで実現することができます。
SBI銀行で定額自動入金を利用すると毎月SBI銀行のスマプロポイントが30ポイントたまります。たまったスマプロポイントは40%の交換率でJALマイルを獲得することが可能です。
つみたてNISAをはじめるための全体的な流れについて
つみたてNISAをはじめるにあたり全体を紹介します。
まず、あらためて入会や登録が必要なのは、
- 楽天証券
- 楽天銀行
- 楽天PointClub
- SBI銀行
となります。
全体的な流れとしては、
- つみたて用の資金が入っている最寄りの銀行をそのまま利用(特に設定等必要はありません)する。
- SBI銀行にて、月の決まった日に33000円の「定額自動入金」設定を、もよりの銀行から行う。
- SBI銀行にて、月の決まった日に33000円の「定額自動振込」設定を、楽天銀行宛で行う。
- 楽天銀行にて、楽天PointClubのハッピープログラム利用設定を行う。
- 楽天銀行にて、楽天証券との間でマネーブリッジ設定を行う。
- 楽天証券にて、口座開設およびつみたてNISA利用設定を行う。
- 楽天証券にて、毎日100円x15件の投資信託購入設定を行う。
になります。
これらの設定をすることで、毎月最寄りの銀行からSBI銀行を経由して楽天銀行へ資金が移動します。移動した資金は、毎日15件x100円の投資信託を購入することが可能となります。また毎日15件の投資信託購入により楽天スーパーポイントが毎日45ポイントたまります。
一度設定すれば、毎月自動でこの仕組みが動きだしますのであとはほったらかしで問題ありません。
楽天銀行で準備すること
楽天銀行で準備することは2つになります。
- ハッピープログラムの登録
- マネーブリッジの設定
ハッピープログラムの登録
楽天銀行でハッピープログラムの登録が可能です。
楽天銀行のハッピープログラムに関する申し込み用公式サイトはこちらになりますので、ハッピープログラムに申し込みをしてください。
ハッピープログラム申し込み後、条件達成によりスーパーVIPとなります。条件達成は以下のうちどちらかが達成できることになります。
- 残高300万円以上
- 取引30件以上
この2つのうち、「取引30件以上」は1日あたり15件となりますので2日あれば達成できます。
スーパーVIPになると以下のような特典がつきます。
- ATM利用手数料が1月あたり7回まで無料となります。
- 他行振込手数料が1月あたり3回まで無料となります。
- 楽天スーパーポイント獲得倍率が3倍となります。
マネーブリッジの設定
楽天銀行でマネーブリッジの設定が可能です。マネーブリッジを設定するためには楽天銀行と楽天証券の両方に口座が必要となります。口座開設、口座管理料、維持料は無料となっていますのでご安心ください。。
楽天銀行のマネーブリッジに関する申し込み用公式サイトはこちらになりますので、こちらで申し込みをしてください。
設定の仕方ですが、マネーブリッジは0万円で設定となります。マネーブリッジ設定を有効にした時点で、初期値が0万円ですのでそのままいじらないで結構です。この設定の意味としては、楽天証券の口座にお金がなく投資信託を買うために楽天銀行から毎早朝1500円(100円x15回)を自動的に振り込むということになります。これで前述の楽天ポイントが同時に15件の合計45ポイントたまるようになります。
マネーブリッジを設定すると以下のような特典がつきます。
- 優遇金利・・・楽天銀行普通預金の金利が0.10%(税引き前)になります。一般的に銀行が0.02%程度となっていますので実質5倍の金利がつくことになります。
- 自動入出金(スイープ)・・・楽天証券での買い注文時に楽天銀行の預金から不足分を「自動入金」できます。
- ハッピープログラム・・・楽天証券での取引に応じて楽天銀行のハッピープログラムを通じて楽天スーパーポイントやレベルを付与できます。
- 残高表示サービス・・・楽天証券の口座で楽天銀行の口座残高を確認できます。
楽天証券で準備すること
楽天証券の口座開設完了後、楽天証券と税務署の間でつみたてNISAの審査を行いますが、すべて完了するまで3週間(口座開設に1週間で、つみたてNISAの審査が2週間)程度かかりました。
審査が完了したら楽天証券で準備することは以下になります。
- つみたてNISAで毎日1500円(100円*15件)の投資信託
楽天証券のつみたてNISAの公式サイトにアクセスして、トップページからつみたてNISAを選んでください。次に「選ぶ」を選択すると「ファンド一覧」または「パッケージ一覧」の選択肢が出てきますので、どちらかを使って15件を選んでください。それぞれのファンドを知りたい場合には、「ファンド一覧」から選んでください。
こちらはスマホ版のつみたてNISAのファンド一覧になっています。ちょっと自分は見づらかったです。
一方、PC版は直感的に見やすい表示形式になっています。全部で150件ほどありますが、この中から15件を選んでいきます。まずはランキングがわかりやすいと思います。
こちらが現在設定している15件と現在の資産状況になっています。はじめて半年程度たっており評価損益はプラス5000円ぐらいになっています。ただまだ半年しか経ってないので評価金額が大きく変化すれば評価損益も同様に大きく変化します。
15件選んだ後の設定は以下のとおりです。
- 積立タイミングは「毎日」
- 引落の設定は「証券口座」
- 金額・分配金コースの設定において積立金額は全15件に「100円」を入力で、分配金コースは「再投資型」
設定が終わると目論見書の確認になり、全15件読み終わるまで結構時間がかかります。これが終わるといよいよ注文完了となります。
なお、運用開始すると平日の毎早朝 15件の振り込み完了メールが毎日届きます。
楽天PointClubで準備すること
楽天会員となっていれば楽天PointClubにも同時に利用することが可能です。楽天銀行側で設定すれば特に設定は必要となりません。また、事前に楽天PointClubのアプリをダウンロードしておけば、ポイント増減の推移を確認できます。
住信SBIネット銀行で準備すること
住信SBIネット銀行の口座を開設したら以下の2つの設定が必要になります。
- 定額自動入金
- 定額自動振込
定額自動入金
定額自動入金サービスは、他行口座から毎月5日または27日に指定金額を引落し、自動的に住信SBI口座へ入金するサービスです。毎月一定額をATMや振込によって入金している人は、入金が自動化できます。手数料は無料、入金は1万円以上1千円単位で設定可能です。
住信SBIネット銀行の定額自動入金サービスの設定はこちらの公式サイトを利用してください。
また、定額自動入金によって住信SBIネット銀行のスマプロポイント(スマートプログラム)を30ポイント獲得することが可能です。このスマプロポイントは40%の交換率にてJALマイルに交換することが可能です。
定額自動振込
定額自動振込は、指定の振込先に毎月または毎週、振込金額を指定して繰返し振込みができるサービスです。割り当てられた振込手数料の無料回数によって無料となるかが決定します。
住信SBIネット銀行の定額自動振込サービスの設定はこちらの公式サイトを利用してください。
おわりに
今回のつみたてNISAほったらかし設定をすることで、
- 20年間で最大800万円のつみたてができます。
- 約24万楽天スーパーポイントがたまります。
- 楽天スーパーポイントをANAマイルに交換すると12万マイルになります。
- 住信SBIネット銀行利用でJALマイルが2880マイルたまります。
と、800万円の貯蓄をできるだけでなく、たくさんのポイント・マイルがたまります。
おまけ
記事:【2019年最新】マイルがたまる最強のクレジットカード達
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